論語の登場人物(孔子と弟子21名、皇帝・諸侯・政治家など48名)

論語と孔子の概要 : 2014.09.10 Wednesday
論語には様々な人物が登場します。
ここでは、孔子一門(孔子と弟子、家族)、皇帝・諸侯・政治家などの論語に登場する人物を紹介します。

孔子一門(孔子と弟子、家族)

孔子

孔子は長寿で72歳まで生きたので、40歳以降にできた弟子が多くいました。
孔子との年齢差をみると、子路は割と近いのですが、その他の弟子は30歳から40歳は年下でした。
孔子一門の通称、姓名、字(あざな)などは、下表の通りです。通称は、論語の文で登場する名称です。
通称 読み 説明 孔子との
年齢差
孔子こうし仲尼(ちゅうじ)孔子(本人)
子路しろ子路(しろ)、季路、仲由孔子の弟子9歳下
子夏しか子夏(しか)孔子の弟子44歳下
子游しゆう子游(しゆう)孔子の弟子45歳下
子貢しこう端木子貢(しこう)孔子の弟子31歳下
冉有ぜんゆう子有、冉求孔子の弟子29歳下
宰我さいが子我孔子の弟子
顔回がんかい子淵(しえん)、顏淵孔子の弟子30歳下
閔子騫びんしけん子騫(しけん)孔子の弟子15歳下
伯牛はくぎゅう伯牛(はくぎゅう)孔子の弟子
仲弓ちゅうきゅう仲弓(ちゅうきゅう)孔子の弟子
子張しちょう顓孫子張(しちょう)孔子の弟子48歳下
曾子そうし子與(しよ)孔子の弟子46歳下
原憲げんけん子思(しし)孔子の弟子
南宮适なんきゅうかつ南宮子容(しよう)、南容孔子の弟子
澹臺滅明たんだいめつめい澹臺滅明子羽(しう)孔子の弟子39歳下
子羔しよう子羔(しよう)孔子の弟子30歳下
樊遲はんち子遅孔子の弟子36歳下
公西華こうせいか公西子華(しか)孔子の弟子42歳下
有若ゆうじゃく有子孔子の弟子43歳下
巫馬期ふばき巫馬子旗孔子の弟子30歳下
伯魚はくぎょ伯魚(はくぎょ)孔子の息子19歳下
子思しし子思(しし)孔子の孫

孔子の弟子が論語に登場している回数

顔回(顔淵)は孔子からベタ誉めされている印象が強く、
子路はちょくちょく論語に登場している印象ですが、論語の登場回数はどうなっているでしょうか。
孔子の弟子が論語に登場している回数(トップ10)をまとめてみました。
順位孔子の弟子の名前 論語の登場回数
第 1位子路41
第 2位子貢37
第 3位子夏20
第 3位顔回20
第 3位子張20
第 6位冉有16
第 7位曾子15
第 8位子游8
第 9位樊遲6
第10位閔子騫5
第10位公西華5


孔子が弟子をどのように思っていたか

論語の文では、孔子が弟子を評した言葉が多くあります。
先進第十一編では、特に個々の弟子について言及している文が多いです。
孔子が弟子をどのように思っていたかをまとめてみました。
孔子の弟子の名前 孔子がどのように思っていたか
子路 政務に優れている(先進第十一_03)
孔子の側で武骨な態度(先進第十一_13)
粗暴(先進第十一_18)
積極的(先進第十一_22)
子貢 弁舌に優れている(先進第十一_03)
孔子の側で和やかな態度(先進第十一_13)
金儲けをしている、彼の予想はよく当たる(先進第十一_19)
子夏 文学に優れている(先進第十一_03)
顔回 徳の実践に優れている(先進第十一_03)
理想のため貧しい生活をしている(先進第十一_19)
子張 見栄っ張り(先進第十一_18)
冉有 政務に優れている(先進第十一_03)
孔子の側で和やかな態度(先進第十一_13)
引っ込み思案(先進第十一_22)
曾子 のろま(先進第十一_18)
子游 文学に優れている(先進第十一_03)
閔子騫 徳の実践に優れている(先進第十一_03)
孔子の側で恭しい態度(先進第十一_13)
伯牛 徳の実践に優れている(先進第十一_03)
仲弓 徳の実践に優れている(先進第十一_03)
宰我 弁舌に優れている(先進第十一_03)


論語に登場する皇帝・諸侯・政治家など

論語・孔子が活躍した時代は、中国・春秋時代・周の時代です。
周の過去の王朝である夏王朝・殷王朝についても、当時は礼節が保たれていたという賞賛の文が多く論語には書かれています。
周王朝は中国のほぼ全土を統治していました。
周王朝の配下には、魯(ろ)、齊(さい)、陳(ちん)、呉(ご)などの国がありました。
孔子が居たのは魯(ろ)という国なので、魯(ろ)の王や宰相や政治家も、論語には多く登場します。
孔子一門は、魯(ろ)のとなりにある齊(さい)などの国にも訪れたことがあったため、それらの国々も論語には登場します。

論語に登場する皇帝・諸侯・政治家などの通称、読み、説明は下表の通りです。
通称 読み 説明
ぎょう夏王朝の(禹の前の)皇帝
しゅん夏王朝の(禹の後の)皇帝
夏王朝の始祖、皇帝
伊尹いいん夏(末期)から殷(初期)に活躍した政治家
紂王ふおう殷王朝の皇帝
微子びし殷の仁者
箕子きし殷の仁者
比干ひかん殷の仁者
文王ぶんおう周王朝の皇帝、武王の父
武王ぶおう周王朝の創始者、皇帝
伯達はくたつ周に居た人物
伯適はくかつ周に居た人物
仲突ちゅうとつ周に居た人物
仲忽ちゅうこつ周に居た人物
叔夜しゅくや周に居た人物
叔夏しゅくか周に居た人物
季随きずい周に居た人物
季騧きか周に居た人物
子禽しきん周で反乱を起こした5人のうちの1人。大夫(貴族)。
祝鮀しゅくだ周で反乱を起こした5人のうちの1人。大夫(貴族)。
哀公あいこう魯の王(25代 紀元前494年-紀元前468年)。
定公ていこう魯の王(24代 紀元前509年-紀元前495年)。
昭公しょうこう魯の王(23代 紀元前541年-紀元前510年)。
文公ぶんこう魯の王(19代 紀元前626年-紀元前609年)。
桓公かんこう斉の王(16代 紀元前685年 - 紀元前643年)。
霊公れいこう斉の王(24代 紀元前581年 - 紀元前554年)。
景公けいこう斉の王(26代 紀元前547年 - 紀元前490年)。
簡公かんこう斉の王(29代 紀元前484年 - 紀元前481年)。
管仲かんちゅう斉の桓公を補佐した政治家。
季孫氏きそんし魯の実権を握る重臣の家系。三桓氏の1つ。司徒(田土・財貨・教育)の役職に就く。
孟孫氏もうそんし魯の実権を握る重臣の家系。三桓氏の1つ。司空(治水、土木工事)の役職に就く。
叔孫氏しゅくそんし魯の実権を握る重臣の家系。三桓氏の1つ。司馬(軍事)の役職に就く。
季桓子きかんし季孫氏の一人。本名は季孫斯。魯の宰相。陽貨(陽虎)が仕えていた。
季康子きこうし季孫氏の一人。本名は季孫肥。魯の宰相。
孟荘子もうそうし孟孫氏の一人。本名は仲孫速。
孟懿子もういし孟孫氏の一人。本名は仲孫何忌。
孟武伯もうぶはく孟孫氏の一人。本名は仲孫彘。
孟敬子もうけいし孟孫氏の一人。本名は仲孫捷。
叔孫文子しゅくそんぶんし叔孫氏の一人。本名は叔孫舒。公叔文子。
叔孫武叔しゅくそんぶしゅく叔孫氏の一人。本名は叔孫州仇。
陽貨ようか陽虎。魯の政治家。季孫氏に仕えた。
定公の時代に、季孫斯に反旗を翻して魯の実権を握ったがその後やぶれ、斉に追放された。
伯夷はくい高名な隠者
叔斉しゅくせい高名な隠者
虞仲ぐちゅう高名な隠者
夷逸いいつ高名な隠者
朱張しゅちょう高名な隠者
柳下恵りゅうかけい高名な隠者
少連しょうれん高名な隠者



論語全文(漢文、訳)   論語の概要
学而第一 為政第二 八佾第三 里仁第四 公冶長第五   孔子と論語 論語の本と漫画
雍也第六 述而第七 泰伯第八 子罕第九 郷党第十   論語の登場人物
先進第十一 顔淵第十二 子路第十三 憲問第十四 衛霊公第十五   論語の時代背景
季氏第十六 陽貨第十七 微子第十八 子張第十九 堯曰第二十   論語の用語集