孔子と論語(20編、512文 全文紹介)

論語と孔子の概要 : 2014.08.27 Wednesday

孔子とは?

孔子

孔子は、幼くして両親を失い孤児として育ち、苦学して礼学を修めた流浪の学者です。
孔子の思想を学んだ弟子の数は3000人にも及んだといわれています。
孔子およびその思想は、その後の中国だけでなく日本、アジア諸国に多大な影響を与えました。
孔子は、古代中国(紀元前6〜5世紀 春秋時代)の思想家で、儒教(じゅきょう)の始祖です。

論語とは?

論語は、2000年以上前に、中国で記されたもので、特定の作者はいません。
論語は、孔子(および 孔子の弟子)の言葉、行動の記録を集めた言行録で、孔子の死後にまとめられたものです。
論語の内容は、古代中国の内容ではありますが、現代でも通用する「生きるために必要な言葉」と言われています。

論語に登場する孔子(紀元前552〜479年)が生きた春秋時代の中国は、国と国、人間と人間が武力で争いをおこない、互いの領土や地位を奪う「弱肉強食」の世の中でした。
孔子は、争いの絶えない乱れた世を憂い、仁(じん)という思想を唱えます。
仁とは、思いやりの心のことです。孔子は、仁をもって、乱れた世から、秩序を回復した調和のとれた世にしていくことを説きました。

論語は 20編 512文

論語は、20編にまとめれていますが、それぞれの編の内容はまとまったものではありません。
編の内容は文の区切りにより諸説(本サイトの文は 512)ありますが、500前後の文があります。
同一の編の内容は、備忘録のように、関連のないものがほとんどです。

「編」の名称は、先頭に漢字2文字(または3文字)に、漢数字がついた形式です。
先頭の漢字2文字(または3文字)は、その編の最初の文章の冒頭文字であり、特に意味はありません。 編の名称、読み仮名、編に含まれる文章の数は、下表の通りです。
編の名称 読み仮名 文章の数
学而 第一がくじ16
為政 第二いせい24
八佾 第三はちいつ26
里仁 第四りじん26
公冶長第五こうやちょう28
雍也 第六ようや30
述而 第七じゅつじ37
泰伯 第八たいはく21
子罕 第九しかん32
郷党 第十きょうとう23
先進 第十一せんしん26
顔淵 第十二がんえん24
子路 第十三しろ30
憲問 第十四けんもん46
衛霊公第十五えいれいこう42
季氏 第十六きし14
陽貨 第十七ようか26
微子 第十八びし11
子張 第十九しちょう25
堯曰 第二十ぎょうえつ5

孔子の一生

孔子の一生を表形式でまとめました。
年齢 出来事
誕生 周王朝・魯の国に生まれ、貧しい家で育つ
幼少年期に儀礼作法、言葉を学んだ
15歳 志学(しがく) 学習した言葉、文献、知識が活用できる道に進みたいと決心した
30歳 而立(じりつ) 世に一人立つ決心をした
礼学、古典学の教師として私塾を開き、学生に詩書礼楽の教育を始めた
他人に認められないつらい30代を過ごす
魯の君主・昭公、魯の実権を握る重臣の家系・三桓氏(季孫氏、孟孫氏、叔孫氏)とのつながりを持つ
40歳 不惑(ふわく) 魯の君主・昭公が亡くなり、定公が後を継ぐ
定公、重臣に注目される
陽貨(ようか、陽虎)が三桓氏に反旗を翻して魯の実権を握ったがその後やぶれ、斉に追放された
50歳 知命(ちめい) 定公が孔子を中都の行政長官に任命した
その後、魯の中央政府・政権担当者の一人となった
道徳的にしっかりとした政治をおこない、魯の国を建てなおした
隣国(斉)からの道徳を破壊する作戦(微子第十八_04)に嫌気がさし、孔子が辞職
魯の国を離れて10数人の弟子と流浪の旅を始めた
60歳 耳順(じじゅん) 近くの大国、小国、南方の国などを流浪
孔子と弟子たちは魯の国に戻った
孔子の息子・鯉(伯魚)が亡くなる
70歳 古希(こき) 孔子は国老(顧問)として遇された
教育、礼学、古典などの仕事のに専念
孔子の弟子・顔回(がんかい)が亡くなる
孔子の弟子・子路(しろ)が亡くなる
73歳 孔子が亡くなる
孔子の弟子・子貢(しこう)は6年、喪に服した


子曰く

論語では「子曰く」というの書き出しの文が多いです。
子=先生、曰く=言った(おっしゃった)という意味ですので、直訳すると「先生がおっしゃった」となります。
論語の場合は、先生=孔子ですので、「孔子がおっしゃった」となります。
孔子の本名は、氏名が「孔」、諱(いみな)が「丘」、字(あざな、あだな)は「仲尼(ちゅうじ)」です。
孔子とは氏名の「孔」と、先生の「子」をあわせた尊称です。

論語と漢文

論語は中国でできた言行録ですので、原文は「漢文」です。
漢文は、日本人には読みにくいため、漢文の漢字にひらがなを足した「書き下し文」(または、「読み下し文」)というものが考えれました。
しかし、書き下し文では、元々の漢字の読み方がわからない場合に音読に困ります...。
日本人向けの書き下し文も、作成された時代によって(?) いまでは意味が伝わりにくいものも多いです。

本サイトで紹介する論語は 漢文、読み、現代語訳

論語に興味はあるけど、漢文が読めない、そもそも日本語の漢字自体も読めないものがあるといった人向けに、
「漢文」「ひらがな読みの文章」「現代の訳」を、論語の編・文章ごとにまとめてみました。



論語全文(漢文、訳)   論語の概要
学而第一 為政第二 八佾第三 里仁第四 公冶長第五   孔子と論語 論語の本と漫画
雍也第六 述而第七 泰伯第八 子罕第九 郷党第十   論語の登場人物
先進第十一 顔淵第十二 子路第十三 憲問第十四 衛霊公第十五   論語の時代背景
季氏第十六 陽貨第十七 微子第十八 子張第十九 堯曰第二十   論語の用語集

論語の登場人物(孔子と弟子21名、皇帝・諸侯・政治家など48名)

論語と孔子の概要 : 2014.09.10 Wednesday
論語には様々な人物が登場します。
ここでは、孔子一門(孔子と弟子、家族)、皇帝・諸侯・政治家などの論語に登場する人物を紹介します。

孔子一門(孔子と弟子、家族)

孔子

孔子は長寿で72歳まで生きたので、40歳以降にできた弟子が多くいました。
孔子との年齢差をみると、子路は割と近いのですが、その他の弟子は30歳から40歳は年下でした。
孔子一門の通称、姓名、字(あざな)などは、下表の通りです。通称は、論語の文で登場する名称です。
通称 読み 説明 孔子との
年齢差
孔子こうし仲尼(ちゅうじ)孔子(本人)
子路しろ子路(しろ)、季路、仲由孔子の弟子9歳下
子夏しか子夏(しか)孔子の弟子44歳下
子游しゆう子游(しゆう)孔子の弟子45歳下
子貢しこう端木子貢(しこう)孔子の弟子31歳下
冉有ぜんゆう子有、冉求孔子の弟子29歳下
宰我さいが子我孔子の弟子
顔回がんかい子淵(しえん)、顏淵孔子の弟子30歳下
閔子騫びんしけん子騫(しけん)孔子の弟子15歳下
伯牛はくぎゅう伯牛(はくぎゅう)孔子の弟子
仲弓ちゅうきゅう仲弓(ちゅうきゅう)孔子の弟子
子張しちょう顓孫子張(しちょう)孔子の弟子48歳下
曾子そうし子與(しよ)孔子の弟子46歳下
原憲げんけん子思(しし)孔子の弟子
南宮适なんきゅうかつ南宮子容(しよう)、南容孔子の弟子
澹臺滅明たんだいめつめい澹臺滅明子羽(しう)孔子の弟子39歳下
子羔しよう子羔(しよう)孔子の弟子30歳下
樊遲はんち子遅孔子の弟子36歳下
公西華こうせいか公西子華(しか)孔子の弟子42歳下
有若ゆうじゃく有子孔子の弟子43歳下
巫馬期ふばき巫馬子旗孔子の弟子30歳下
伯魚はくぎょ伯魚(はくぎょ)孔子の息子19歳下
子思しし子思(しし)孔子の孫

孔子の弟子が論語に登場している回数

顔回(顔淵)は孔子からベタ誉めされている印象が強く、
子路はちょくちょく論語に登場している印象ですが、論語の登場回数はどうなっているでしょうか。
孔子の弟子が論語に登場している回数(トップ10)をまとめてみました。
順位孔子の弟子の名前 論語の登場回数
第 1位子路41
第 2位子貢37
第 3位子夏20
第 3位顔回20
第 3位子張20
第 6位冉有16
第 7位曾子15
第 8位子游8
第 9位樊遲6
第10位閔子騫5
第10位公西華5


孔子が弟子をどのように思っていたか

論語の文では、孔子が弟子を評した言葉が多くあります。
先進第十一編では、特に個々の弟子について言及している文が多いです。
孔子が弟子をどのように思っていたかをまとめてみました。
孔子の弟子の名前 孔子がどのように思っていたか
子路 政務に優れている(先進第十一_03)
孔子の側で武骨な態度(先進第十一_13)
粗暴(先進第十一_18)
積極的(先進第十一_22)
子貢 弁舌に優れている(先進第十一_03)
孔子の側で和やかな態度(先進第十一_13)
金儲けをしている、彼の予想はよく当たる(先進第十一_19)
子夏 文学に優れている(先進第十一_03)
顔回 徳の実践に優れている(先進第十一_03)
理想のため貧しい生活をしている(先進第十一_19)
子張 見栄っ張り(先進第十一_18)
冉有 政務に優れている(先進第十一_03)
孔子の側で和やかな態度(先進第十一_13)
引っ込み思案(先進第十一_22)
曾子 のろま(先進第十一_18)
子游 文学に優れている(先進第十一_03)
閔子騫 徳の実践に優れている(先進第十一_03)
孔子の側で恭しい態度(先進第十一_13)
伯牛 徳の実践に優れている(先進第十一_03)
仲弓 徳の実践に優れている(先進第十一_03)
宰我 弁舌に優れている(先進第十一_03)


論語に登場する皇帝・諸侯・政治家など

論語・孔子が活躍した時代は、中国・春秋時代・周の時代です。
周の過去の王朝である夏王朝・殷王朝についても、当時は礼節が保たれていたという賞賛の文が多く論語には書かれています。
周王朝は中国のほぼ全土を統治していました。
周王朝の配下には、魯(ろ)、齊(さい)、陳(ちん)、呉(ご)などの国がありました。
孔子が居たのは魯(ろ)という国なので、魯(ろ)の王や宰相や政治家も、論語には多く登場します。
孔子一門は、魯(ろ)のとなりにある齊(さい)などの国にも訪れたことがあったため、それらの国々も論語には登場します。

論語に登場する皇帝・諸侯・政治家などの通称、読み、説明は下表の通りです。
通称 読み 説明
ぎょう夏王朝の(禹の前の)皇帝
しゅん夏王朝の(禹の後の)皇帝
夏王朝の始祖、皇帝
伊尹いいん夏(末期)から殷(初期)に活躍した政治家
紂王ふおう殷王朝の皇帝
微子びし殷の仁者
箕子きし殷の仁者
比干ひかん殷の仁者
文王ぶんおう周王朝の皇帝、武王の父
武王ぶおう周王朝の創始者、皇帝
伯達はくたつ周に居た人物
伯適はくかつ周に居た人物
仲突ちゅうとつ周に居た人物
仲忽ちゅうこつ周に居た人物
叔夜しゅくや周に居た人物
叔夏しゅくか周に居た人物
季随きずい周に居た人物
季騧きか周に居た人物
子禽しきん周で反乱を起こした5人のうちの1人。大夫(貴族)。
祝鮀しゅくだ周で反乱を起こした5人のうちの1人。大夫(貴族)。
哀公あいこう魯の王(25代 紀元前494年-紀元前468年)。
定公ていこう魯の王(24代 紀元前509年-紀元前495年)。
昭公しょうこう魯の王(23代 紀元前541年-紀元前510年)。
文公ぶんこう魯の王(19代 紀元前626年-紀元前609年)。
桓公かんこう斉の王(16代 紀元前685年 - 紀元前643年)。
霊公れいこう斉の王(24代 紀元前581年 - 紀元前554年)。
景公けいこう斉の王(26代 紀元前547年 - 紀元前490年)。
簡公かんこう斉の王(29代 紀元前484年 - 紀元前481年)。
管仲かんちゅう斉の桓公を補佐した政治家。
季孫氏きそんし魯の実権を握る重臣の家系。三桓氏の1つ。司徒(田土・財貨・教育)の役職に就く。
孟孫氏もうそんし魯の実権を握る重臣の家系。三桓氏の1つ。司空(治水、土木工事)の役職に就く。
叔孫氏しゅくそんし魯の実権を握る重臣の家系。三桓氏の1つ。司馬(軍事)の役職に就く。
季桓子きかんし季孫氏の一人。本名は季孫斯。魯の宰相。陽貨(陽虎)が仕えていた。
季康子きこうし季孫氏の一人。本名は季孫肥。魯の宰相。
孟荘子もうそうし孟孫氏の一人。本名は仲孫速。
孟懿子もういし孟孫氏の一人。本名は仲孫何忌。
孟武伯もうぶはく孟孫氏の一人。本名は仲孫彘。
孟敬子もうけいし孟孫氏の一人。本名は仲孫捷。
叔孫文子しゅくそんぶんし叔孫氏の一人。本名は叔孫舒。公叔文子。
叔孫武叔しゅくそんぶしゅく叔孫氏の一人。本名は叔孫州仇。
陽貨ようか陽虎。魯の政治家。季孫氏に仕えた。
定公の時代に、季孫斯に反旗を翻して魯の実権を握ったがその後やぶれ、斉に追放された。
伯夷はくい高名な隠者
叔斉しゅくせい高名な隠者
虞仲ぐちゅう高名な隠者
夷逸いいつ高名な隠者
朱張しゅちょう高名な隠者
柳下恵りゅうかけい高名な隠者
少連しょうれん高名な隠者



論語全文(漢文、訳)   論語の概要
学而第一 為政第二 八佾第三 里仁第四 公冶長第五   孔子と論語 論語の本と漫画
雍也第六 述而第七 泰伯第八 子罕第九 郷党第十   論語の登場人物
先進第十一 顔淵第十二 子路第十三 憲問第十四 衛霊公第十五   論語の時代背景
季氏第十六 陽貨第十七 微子第十八 子張第十九 堯曰第二十   論語の用語集

論語の時代背景(2000年以上前)と 当時の身分

論語と孔子の概要 : 2014.09.10 Wednesday
論語はいまから2000年以上前に、中国で記されたものです。
そのため、当時の時代背景や王朝・国がどのように構成されていたかを知っていた方が、論語の理解が深まります。
ここでは、論語(孔子)に登場する王朝と国などを紹介します。

論語に登場する王朝、国

論語は孔子が生きていた頃の話しが多く登場します。孔子が生きた時代は中国・春秋時代・周王朝・魯(ろ)の国でした。
周の過去の王朝である夏王朝・殷王朝についても、当時は礼節が保たれていたという賞賛の文が多く論語には書かれています。
論語に登場する王朝、国などは下表の通りです。
国名 読み 説明
王朝。紀元前2070年頃から、紀元前1600年頃まで。
いん王朝。紀元前17世紀から、紀元前1046年まで。
しゅう王朝。紀元前1046年から、紀元前256年まで。
かん王朝。
周王朝の時代に存在した国(諸侯)。現在の位置では、中国・山東省・南部。論語に多く登場する国。
さい周王朝の時代に存在した国(諸侯)。現在の位置では、中国・山東省・北東。
ちん周王朝の時代に存在した国(諸侯)。
周王朝の時代に存在した国(諸侯)。
えい周王朝の時代に存在した国(諸侯)。現在の位置では、中国・河南省。
きょう
さい
てい
ぼう
しん
武城ぶじょう

論語の時代の身分

論語で登場する中国・春秋時代・周王朝の時代は、以下の身分がありました。
王(皇帝) − 諸侯 − 大夫(たいふ、貴族) − 士 − 庶民

王(皇帝)は、周王朝の皇帝です。
諸侯は、周王朝の配下の国の王です。
大夫は、諸侯の配下に位置する貴族で、家系により代々の職務・職位がありました。
魯(ろ)では、「三桓氏」と呼ばれる魯の実権を握る重臣の家系がありました。
「三桓氏」は、季孫氏(きそんし)、孟孫氏(もうそんし)、叔孫氏(しゅくそんし)の御三家です。
それぞれ司徒(田土・財貨・教育)、司空(治水、土木工事)、司馬(軍事)の役職に就いていました。



論語全文(漢文、訳)   論語の概要
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雍也第六 述而第七 泰伯第八 子罕第九 郷党第十   論語の登場人物
先進第十一 顔淵第十二 子路第十三 憲問第十四 衛霊公第十五   論語の時代背景
季氏第十六 陽貨第十七 微子第十八 子張第十九 堯曰第二十   論語の用語集

論語の用語集(漢字、用語、現代語訳、50音順)

論語と孔子の概要 : 2014.09.13 Saturday

論語の漢字、用語、現代語訳

論語は中国でできた孔子(および孔子の弟子)の言行録ですので、原文は「漢文」です。
漢文に使われる漢字も2000年以上前のものであり、現代では意味の異なるものもあります。
複数の意味を持つ漢字、複数の漢字で意味をなす文、同一の漢字で音読み・訓読みで異なる漢字、動詞・名詞となる漢字などがあります。
ここでは、論語の文にでてくる漢字、読み仮名、意味を50音順でまとめてみました。

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あ行の用語(あ 〜 お)


漢字よみがな 意味
嗚呼あぁ強い嘆息・慨嘆の言葉。
ああ感動詞。
あい〜たがいに。
あえてわざわざ。すすんで。
敢問あえてとう失礼ながらお尋ねします。
あく腹いっぱい食べること。
惡衣あくい粗末な着物。
惡食あくしょく粗末な食事。
あげる抜擢する。採用する。
あした朝。
あずかるたずさわる。参与する。
歸厚あつきにきせん人情が厚くなる。
あなどる馬鹿にする。侮蔑する。
あや美しい綾模様を施すこと。
あやうき、あやうし危険なもの。悪いもの。
あやまち過失。
不弐過あやまちをふたたびせず同じ過ちを繰り返さない。
觀過あやまちをみて過失を観察する。
無所爭あらそうところなし人と争うようなことはしない。
あらたむ(自分にもある同じ欠点を)直す。
不改あらためず改めない。つらぬき通そうとする。
あり住んでいる。
あるひとある人。
晏平仲あんぺいちゅう斉の名臣。
威厳。
はい(丁寧な返事)。
威厳。
自分勝手な心。
いうあることについて批評して言う。
在家いえにありて仕官していない。普通の庶民である。
いかだいかだ。「筏」とも書く。
不遷怒いかりをうつさず怒りにまかせて、八つ当たりしない。
何如いかんどうでしょうか。事実や状態を問う言葉。
不慍いきどおらず腹を立てない。
發憤いきどおりをはっして心を奮いおこして励む。
郁郁乎いくいくとして文明の秩序があって盛んなさま。
衣輕裘いけいきゅう上着と軽くて暖かい上等の皮ごろも。
いざなう人を導き、進歩させる。
いす生命の危険にさらされる。
いずくにかどこに〜あろうか(いやどこにもない)。
いずくんぞ〜にちがいない。句末のときは読まない。
焉知いずくんぞしらんやどうしてわかろうか、わかるはずがない。
孰愈いずれかまされるどちらが優れているか。
孰賢いずれかまされるどちらがすぐれているか。
いたし一身に尽くす。
いたむ悲しみいたむこと。
異端いたん聖人の教えとは違う教え。正統でない教え。
一隅いちぐう一方のすみ。道理の一端。
一言いちげんひとこと。一句。
一簣いっき竹かご1杯分。
一箪食いったんのし一杯のご飯。
いつは一方では。一つには。
一瓢飲いっぴょうのいん一杯の汁。
夷狄いてき未開民族。東夷(とうい)、北狄(ほくてき)、南蛮(なんばん)、西戎(せいじゅう) の総称。
いにしえむかしの。
自古いにしえより昔から。
好古いにしえをこのむ古の道を愛好する。
いぬ寝る。
無所禱也いのるところなきなり神に祈っても無駄である。
いませば存命中。
未聞いまだ〜きかざるまだ聞いたことがない。
未嘗いまだかつて〜せず今まで〜したことがない。
未之有也いまだこれあらざるなり今までにあったことがない。
未學いまだまなばずまだ学問していない。
いやしくももし〜であれば。
いよいよますます。
いろ顔色。色欲。
いわく言った。
いんにして楽しんでも、それに溺れない。
うしなう失う。
うしなう見失う。
失之者うしなうもの失敗する人。
うちこころに。ひそかに。
内省うちにかえりみて自分の心を反省して。
聽訟うったえをきく両者の訴えを聞いて、正しい判決を与えること。
不移うつらず変わりようがない。
うつわ器物。道具。機械。
疏矣うとんぜらる疎まれ嫌われる。
可奪うばうべき奪うことができる。
うまや馬屋。
浮于海うみにうかばん海外に行ってしまいたい。
無倦うむことなかれ飽きてはならない。
うやまう尊敬する。
うらみ怨まれること。
無憾うらみなからん気にしない。くよくよしない。
無怨うらみなく他人からうらまれない。
うる欲得。利欲。貪欲。
忘憂うれいをわすれ心配事も忘れてしまう。
うれうくよくよと気にする。心配する。
うれうくよくよと気にする。心配する。
不憂不懼うれえずおそれず心配ごともなく、恐れもしない。
縕袍うんぽう綿入れの衣服。
えい国名。
繹如えきじょ続いて絶えないさま。
請益えきをこうもう少し付け加えてお話し下さい。
えらびて選ぶ。
燕居えんきょ家でくつろぐこと。宴居。
おいる五十歳以上。
王孫賈おうそんか衛の霊公の時の大夫。
おく上に置く。
おくりもの贈り物。
おこなう行動する。
おごる贅沢にする。
治者おさむるもの天下をうまく治めた人。
おしえるさとし教える。
おしむ惜しむ。
おそる心配する。気遣う。
可畏おそるべし畏敬すべきである。
不足畏おそるるにたらず畏敬する値打ちがない。
おそれおそれつつしむ。慎重の意。
己任おのがにん自己の任務。
おのれ自分。
克己おのれにかちて自分のわがままや欲望にうちかって。
己所不欲おのれのほっせざるところは自分がいやだと思うこと。
行己おのれをおこなう自己の行動。身のこなし方。
脩己おのれをおさめて自己を修養する。
おもい重々しい。
思無邪おもいよこしまなし思いに邪念がない。
おもう思索する。
おもう思念する。
不及およばず控え目。やり足りない。
不處おらざる富貴の地位に安住しない。
おわり人生の終わりである葬儀。
おんおだやか。温和。


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か行の用語(か 〜 こ)


漢字よみがな 意味
過ち。過失。
体力による差。
よろしい。
我執。我を張る。
か、や〜であろうか。
かい怪異。奇怪。
繪事かいじ絵を描くとき。
かえす類推・応用して反応を示すこと。
かえりみる観察する。
かく除去する。欠と同じ。
かく毛を取り除いた皮。なめし皮。
下愚かぐ困窮しても学ぼうとしない愚かな人。
がく棺を入れる外箱。
學者がくしゃ学問をする人。
かくす隠す。匿す。
かくす抱負を心の中にひそめて、退き引きこもる。
がくする学問をする。詩経・書経を読み、礼と楽を学ぶこと。
如斯かくのごときこのようである。
雅言がげん正しい言葉。標準語。
かつその上に。
かつて以前〜したことがある。
かてばまさる。
かな詠嘆の意。
必不得已かならずやむをえずどうしてもやむを得ない事情で。
可也簡かなりかんなりよろしい。
果哉かなるかな果敢だな。思い切りがいいな。
不攝かねず兼ねない。
夫人かのひとあの人。
かまどかまどの神。
居上かみにいて人の上に立つこと。
犯上かみをおかす目上の人にさからう、楯突く。
川上かわのほとり川のほとり。
かん鬱鬯(うっちょう、香気の強い酒)を地にそそいで神を招く。
かん寛大。寛容。
かんがみる観察・参考とする。
莞爾かんじにっこりと笑う。
關雎かんしょ詩経の詩。
桓魋かんたい宋の大夫。
官事かんのこと家臣の事務。
先祖の霊。
周の武王が夏王朝の子孫を封じた国。今の河南省杞県。
うつわ。りっぱな働きのできる人物。
鬼神。神々。
土を入れて担いで運ぶための道具。
道理にかなうこと。なさねばならぬこと。
既往きおう過ぎ去ったこと。
幾諫きかんすそれとなくいさめること。
有聞きくことあり孔子から教えを聞くこと。
無聞きこゆることなくんば名声が聞こえてこない。
鬼神きしん祖先の神霊。神々。
無所歸きするところなければ返すところがないなら。引き取り手がないなら。
喟然きぜんとして嘆息をつくさま。
きみ自分が仕える主人。君主という意味もある。君子と同意の時もある。
有君きみあり君主がある。明君がある。
季孟之間きもうのかん季氏と孟氏の中間の待遇。
きゅう困窮する。行き詰まる。
九夷きゅうい東方に住む九種の異民族。
翕如きゅうじょ多くの楽器がいっせいに鳴る様子。
朽木きゅうぼく腐った木。
きょ住居。
ぎょ御者。馬車を走らせる人。
きょううやうやしい。ていねいで慎み深い。
きょう衛の国の地名。
餼羊きよういけにえの羊。
狂簡きょうかん志のみ大きくて、具体性がともなわないこと。
きょうじょ物事が明らかなさま。
郷黨きょうとう郷里。
匡人きょうひと 匡の国の人。
棘子成きょくしせい衛の国の大夫。
きるきりで穴をあける。
きる着る。
馬鹿。
空空如くうくうじょ馬鹿正直なさま。愚直なさま。
くつがえすひっくりかえす。
在邦くににありて諸侯の国に仕えて。
くらい地位。
くらい食べる。
くらう食べる。
くらし道理に通じていない。無知なさま。
くわう加える。
くわうる物質的・精神的な圧力を加えること。
君子くんし徳の高い立派な人。人格者。反対は小人(しょうじん)。
軍旅之事ぐんりょのこと軍事。軍隊。
けい刑罰。
けい尊敬の気持ち。つつしみ深い。
けい恵み深い。恩恵。
けい啓発、ひらき教えて、物事を理解させる。
けい主君が領土を与えたしるしとして、諸侯に与える玉器。
けい古代の打楽器。吊るして打ち鳴らす。
けい裾をまくりあげて渡る。
げい横木。
輕裘けいきゅう軽い毛皮の衣。
敬不違けいしてたがわずその気持ちに逆らわない。
敬忠けいちゅう目上の人を敬い、忠義を尽くすこと。
友于兄弟けいていにゆうなり兄弟の仲がよい。
刑戮けいりく刑罰に処されること。
げつ横木止め。
血氣けっき激しやすい意気。血の気け。
けんつつましやか。質素。
けん自分よりすぐれた人。
けんあやまち。
げん言葉。よいことを言う。
弦歌げんか琴の音に合わせて歌う。
廢言げんをはいすその人のよい言葉まで否定する。
以言げんをもって立派な言葉を言っても。言葉だけを信用して。
かどのある酒杯。
固執。かたくな。
請問こいとうぜひお聞かせねがいたい。
弘毅こうき度量が大きく、意志の強いこと。
剛毅ごうき意志が強く気性が強い。果敢。
口給こうきゅう口数を多く出すこと。口が達者なこと。
巧言令色こうげんれいしょく言葉を巧みに飾り、うわべだけ愛想をよくして、うまく取りつくろう。
硜硜乎こうこうこたりコチコチした融通性のない音色だ。
孝慈こうじ親に孝行し、子孫をかわいがる。
公事こうじ公の仕事。公務。
後死者こうしのもの文王より後に死ぬ者。
剛者ごうしゃ意志の強い人間。
巧笑こうしょう愛らしく笑う。
後生こうせいあとから生まれた人。後輩。青年。
孝弟こうてい親孝行で、兄に対して柔順なこと。
孔文子こうぶんし衛の大夫(人名)。
狐貉こかくきつねとむじなの毛で作った毛皮。身分の高い人が着る上等な外套。
こく禄。俸禄。
こく大声をあげて泣く。
告朔こくさく毎月初に生きた羊をいけにえとして供える儀式。
こころざし志望。意思。
心所欲こころほっするところ心が欲するそのもの。
是以ここをもってそれゆえに。
こたえて答えて。
忽焉こつえんにわかに。突然。
こと仕事とする。実行する。ものごと。
毎事ことごと細かく。
是邦このくにどの国でも。
斯語このごこの言葉。
是道このみちこのやりかた。
このむ対象に対して特別な感情をいだく。好きになる。
虎豹こひょう虎と豹。
こみち近道。
これ(意味はない。)
これそれが〜である。
これこれを〜に。
反是これにはんすその反対。その逆。
仰之これをあおげばうやまってそのようになろうと望む。
改是これをあらたむ人を見る評価の仕方を改めた。
如之何これをいかんせんどうしたらよいか。
求諸人これをひとにもとむ何事も他人に責任を求める。
これん宗廟の祭りに飯を盛って神前に供える器。


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さ行の用語(さ 〜 そ)


漢字よみがな 意味
さい卿大夫の家の長官。領地の長官。代官。町長。市長。
さい祭祀のための斎戒。
祭肉さいにく友人の家で行われた先祖の祭りにお供えした肉。
作亂さくらん秩序をみだす。争いを起こす。
さっす自分で調べ直す。心の中までより詳らかに観察する。
さとる理解する。敏感である。
不去さらざる避けようとしない。
欲去さらんとほっすやめたいと望んだ。
さる捨て去る。
非不ざるにあらず〜ないのではない。(二重否定)
三家さんか魯の御三家(季孫氏、孟孫氏、叔孫氏)。
三戒さんかい三つの戒め。
三歸さんき三つの邸宅。
三隅さんぐう他の三つのすみ。
三軍さんぐん大軍。
三省さんせい一日に三回反省すること。
三人さんにん自分と他の二人。
孔子の尊称。
詩経。
道を志し、学問修養をしている者。
役人としてつかえること。仕官。
記録をつかさどる役人。表面を飾るだけで誠実さに欠ける。
道を志し、教養のある者。
詩経に収録されている詩。
四海之内しかいのうち世界中。
弗如也しかざるなり及ばない。
不如しかず〜に及ばない。
不然しからずそうではない。
然則しからばすなわちそうだとすると。それならば。
然後しかるのちそうしてはじめて。そうしたあとで。
色莊しきそううわべだけを飾ること。
齊衰しさい喪服の一種。
子産しさん鄭の宰相。公孫僑。
志士しし学問や修行に志す人。
死而後已ししてのちやむ死ぬまでやめない。
死生有命しせいめいあり死ぬも生きるも。
したがい見倣う。
不從したがわれず服従しない。
為師したり教師である。
しつ私室。私宅。
しつ素朴。質朴。生まれつきもっている資質。
しつ病気。
しつ実質。
して接続詞の置き字。〜ではあるが。
しのぶ平気でする。
子之道しのみち先生(孔子)の説かれた教え。
しばしばすれば何度も頻繁に。
後彫しぼむにおくるる葉が枯れて散ること。
しも四頭だての馬車。
しゃ弓矢の試合。
しゃ土地の神を祀るところ。
雖車馬しゃばといえども車や馬(のような高価な贈り物)でも。
じゅ儒学者。
しゅう大勢の人。
しゅう広く公平に交際すること。
終日しゅうじつ一日じゅう。
從者じゅうしゃお供(した門人)。
終食之間しゅうしょくのかん食事をすますだけの時間。わずかの時間のこと。
終身しゅうしん一生涯。
衆星しゅうせい多くの星。
終夜しゅうや一晩じゅう。
酒食しゅし酒と飯。
樹塞門じゅしてもんをふさぐ土塀を門の内側に築いて目隠しとした。
十室之邑じゅっしつのゆう戸数十軒くらいの小さな村。
十世じゅっせい今から十回王朝がかわった遠い未来のこと。
孺悲じゅひ魯の人。どういう人物かは不明。
恂恂如じゅんじゅんじょ温おだやかで恭うやうやしいさま。
循循然じゅんじゅんぜん順序を追ってゆくさま。
純如じゅんじょ調和のとれたさま。
しょう土塀。
しょう舜が作ったといわれる古典音楽。
じょうひかえめ、謙遜。
升下しょうか堂と庭のあいだを昇り降りする。
葉公しょうこう春秋時代、楚の重臣。
小車しょうしゃ小さな馬車。
小人しょうじんとるに足らぬ者。知識人。
しょうす口ずさむ。
しょうず自然に出てくる。
證之しょうせり法廷で証言した。
小大しょうだい大小の事柄。
上知じょうち生まれながらに道理を知っているすぐれた人。上智。
松柏しょうはく松と児手このて柏がしわ。常緑樹。
諸夏しょか中国の諸国。
しょく食事。
足食しょくをたらし食糧を十分にする。
不知しらざるわかりません。気にかけない。
退しりぞく〜の前から退く。
しる存在を知る。
しん約束すること。約束を守ること。信頼。
しん神秘的なこと。
じん戦闘のための軍勢の配置の形。
有信しんあらば信義を重んじる。
仁人じんじん徳のあるりっぱな人。
申申如しんしんじょ伸び伸びとしてくつろいだ様子。
申棖しんとう人名。詳細は不明。
歸仁じんにきせん仁徳になびき従う。
違仁じんにたがう仁の徳から離れる。
安仁じんにやすんじ仁に安住する。
害仁じんをがいする仁徳をそこなう。
為仁矣じんをなさん仁を行なうだろう。
成仁じんをなす仁徳を完成させる。
利仁じんをりす仁を利用する。
すい総大将。
遂事すいじ済んでしまったこと。
すぎたりゆき過ぎ。やり過ぎ。でしゃばり。
過猶不及すぎたるはなおおよばざるがごとしゆき過ぎはやり足りないのと同様である。
すくう魯の君主を無視し、季氏が泰山を祭るという非礼を正して救う。
鮮矣すくなし少ない。ほとんどない。「矣」は置き字で読まない。
すすましむる人民が自発的に仕事に励む。
則勸すすむ仕事に励む。
すつる見捨てる。用いない。
既没すでにぼっしすでに亡くなっている。
すなわち以前に。過去に。
正しい。
せい生まれつき。もって生まれた性質。人間性。
成事せいじできてしまったこと。
求生せいをもとめて命が惜しいために。
せつ節度。
せんいやしい身分。低い地位。
ぜんよいことをする。
千室之邑せんしつのゆう戸数千戸の町。
千乗之国せんじょうのくに諸侯の国。大国。千乗は兵車千台。
先進せんしん先輩たち。
せんす食事をすすめる。
先生せんせい先に生まれた人。年長者。
倩兮せんたり口もとが可愛らしいさま。
せんと戦争。
顓臾せんゆ国の名。
戰栗せんりつ戦慄。恐れおののく。
舉善ぜんをあげて善行ある者を登用する。
胡粉ごふんで下地を塗ること。
そう荘重な態度。
そう喪礼。死者に対する礼。
そう周が殷を滅ぼしたのち、微子(びし)を封じて建てた国。今の河南省商邱県。
そう壮年。三、四十歳。
造次ぞうじとっさのとき。
宗廟そうびょう祖先の位牌を祀まつるみたまや。
束脩そくしゅう干し肉のたば。
束帶そくたい礼服にしめる帯。朝廷で礼服を着用すること。
そこなう害する。ねたんで人に害を加える。
そこなえるきずつく。けがをする。
疏食そし粗末な飯。
俎豆之事そとうのこと祭具の並べ方などの礼について。
在其中そのうちにあり求めなくても自然に得られる。
其憂そのうれいそのような貧苦。
其樂そのたのしみ道を学んで楽しむこと。
後素そののち胡粉(白色の顔料)を一番あとに加える。
そもそもそれとも。
それいったい。そもそも。
損益そんえき減らしたり増やしたりすること。


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た行の用語(た 〜 と)


漢字よみがな 意味
大祭たいさい君主の宮廷で行われる大きな祭祀。
泰山たいざん山東省にある名山。
大師たいし楽官の長。
大車たいしゃ大きな牛車。
大人たいじん高い地位にある徳のある人。
大節たいせつ国家の重大事件。
大哉だいなるかなりっぱな。
太廟たいびょう魯の周公旦を祀ったみたまや。
大賓たいひん君主のところへ来た隣国の賓客。
無違たがうことなかれ礼をふみはずすな。
誰為たがためにかせん誰のために〜しようか。
卓爾たくじ高くそびえ立つさま。
不猛たけからず激し過ぎることがない。荒々しくない。
たすくる助ける。
ただひとり。
ただ〜のみ〜なのは。
竭焉たたきてつくす十分に説明し尽くす。
不立たたず存立しない。成立しない。
ただす誤りを正してもらう。
たちて確立する。
たつ絶ち切る。すっかりなくする。
たつ並んで立つ。
達巷たっこう村の名。
たっとき高い地位。
たっとぶ尊ぶ。
たとえば例えば。
たのしい楽しい。
たのしみ自らが楽しみとするものを楽しむ。
たのしむ対象と自己とが一体となり、完全に融合すること。
たみ一般人民。
民信之矣たみこれをしんず人民が為政者を信頼する。
民無信たみしんなくんば人民が為政者を信頼する心がなければ。
未足たらざるまだ十分でない。
誰與たれとともにせんだれを任命するか?
たんじて感嘆する。
近憂ちかきうれい身近に起きてくる心配ごと。
ちかし似ている。
忠恕ちゅうじょ真心と思いやり。
忠信ちゅうしんまごころを尽くし、いつわりのないこと。
中道ちゅうどう物事の途中。
不舎晝夜ちゅうやをやめず昼となく夜となく。
ちょう証拠とする。証明する。
ちょう朝廷。
朝廷ちょうてい君主が政務をとる所。
退朝ちょうよりしりぞく朝廷を退出して家へ帰る。
直躬ちょくきゅう正直者の躬(きゅう)という名の男。
平地ちをたいらか地面の凹凸をならして平らにする。
ちん国名。
陳蔡ちんさい南方にあった小国の名。
使つかう公役(くやく)を課す。
つかうる仕える。奉仕する。
つく親しみ近づく。
つくし力を充分に出し尽くすこと。
つくる創作。
謹爾つつしめるのみ謹厳慎重であった。
てい年長者に仕えて従順なこと。
てい自分の家の廟の前庭。
てい天子が郊外で上帝(天の神)をまつる大祭。
弟子ていし門弟。若者。年少者。
禘之説ていのせつ禘祭(ていさい)の意義。
てき性分に合う。
てつ周代の租税の制度。
てっす祭祀が済んで供物をさげること。
てん天の神。
天下てんかこの世。世界。
殿でんたりしんがり。軍隊の退却時に最後尾で追手を防ぐこと。
顚沛てんぱい危急のとき。
天命てんめい天から与えられた運命。天が与えた使命。
〜と。並列の意。
安楽なところ。
といえどもたとえ〜であっても。
とうたぐい。同類。
どう座敷。
どう付和雷同する。
どうすひどく悲しむ。
唐棣とうていスモモ。
とおき先祖。
遠慮とおきおもんぱかりはるか遠い将来のことまで考える。
遠遊とおくあそぶ遠出。
とおしへだたる。
とがめるとがめる。咎と同じ。
ときいつでも。
とく道徳。または有徳者。
とし年齢。
年饑としうえて今年は飢饉である。
歳寒としさむくして寒い季節になって。
とつ話し方がなめらかでない。口べた。
ととのう統制する。
となり仲間。理解者。支持者。
とみ財産の多いこと。
富且貴とみかつたっとき金持ちになり、高い地位を得ること。
とも学問について志を同じくする友人。
ともに共に。友人となって一緒に。
ともに共有する。
無友ともにすることなかれ友だちにするな。
不與ともにせざる(行動を)ともにしない。
天道とんどう天の道理。宇宙の法則。


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な行の用語(な 〜 の)


漢字よみがな 意味
なおそれでもなお。
なお〜のごとしちょうど〜のようだ。
なおき正しい人。正直な人。
なかれ〜するな。
なきない。
なき無き。
不成なさず成り立たせないようにする。完成させないようにする。
成者なさんもの成功させる人。
なし〜ない。無い。
なし成し遂げさす。完成させる。
なす援助完成する。
何有なにかあらん何の困難があろうか、何の困難もない。
何先なにをかさきにせん何を先にしようか。
何爲哉なにをかなすや何をしたであろうか。
何爲なにをなすどうすれば。
何用不臧なにをもってかよからざらんどうして善くないことがあろうか。まことに善いこと だ。
ならい習慣。繰り返しやること。教養も含まれる。
なる完成する。
なれなれなれしくする。
なれば〜であるならば。
なんじあなた。汝。
なんじお前たち。
非爾所及なんじのおよぶところあらざる今のお前ではまだできることではない。
なんぞなぜ。
なんぞ〜ざるどうして〜しないのか。
奚不〜なんぞ〜せざるどうして〜しないのか。
何敢望なんぞあえてのぞまんどうして比べられようか(比べものにならない)。
何誅なんぞせめんどうして責めようか。
何足以臧なんぞもってよしとするにたらんどうして善いとするにたりようか。善いとする値打ちがない。
何謂也なんのいいぞやそれはどういう意味ですか。
南面なんめん天子が南に面して座につくこと。すなわち、君主の位につくこと。
二三子にさんしおまえたち。
不如にしかず〜に及ばない。
二代にだい夏王朝・殷王朝の二王朝。
にたり〜のようだ。
にないかつぐ。
にん任務。
ぬすみて入りこんできたものを盗む。
ぬるこてで壁をぬる。
ねい人あたりがよくて、口先がうまい。
ねがわくは〜せんどうか〜したい。
のべて述べ伝える。祖述する。
のましむ勝者が敗者に罰杯の酒を飲ませる。
云爾のみ〜というわけである。
而已矣のみ〜だけだ。〜にすぎない。
不踰矩のりをこえず道理をふみはずすことがない。




論語全文(漢文、訳)   論語の概要
学而第一 為政第二 八佾第三 里仁第四 公冶長第五   孔子と論語 論語の本と漫画
雍也第六 述而第七 泰伯第八 子罕第九 郷党第十   論語の登場人物
先進第十一 顔淵第十二 子路第十三 憲問第十四 衛霊公第十五   論語の時代背景
季氏第十六 陽貨第十七 微子第十八 子張第十九 堯曰第二十   論語の用語集

おすすめ 論語の本7冊 と 漫画1冊

論語と孔子の概要 : 2014.09.13 Saturday

おすすめ 論語の本と漫画

論語を知る、勉強するためには書籍や漫画を読むことをお勧めします。
通勤・通学のおともに、論語の本を一冊いかがでしょうか?
ここでは、論語ビギナーから論語を本格的に勉強したい人に役立つ本・漫画を紹介します。

ビジネスに役立つ 論語

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ビジネスに役立つ 論語
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ビジネスマンが ビジネスの指針として論語を活かすための本です。
論語のすべての節が載っているわけではなく、ビジネスに活かせそうな81節がセレクトされています。
サイズは、横8.6cm×縦16.7cmの縦長という珍しい形で、手帳などと一緒に持ち歩くことを考えいてるのかな?
下記の目次のように、挑戦、学び、コミュニケーション、問題解決、チーム力、自己成長といったビジネス寄りに分類されていますので、必要な時にパラパラとめくって 心の響く 論語の一説があると嬉しいかも。

<目次>
第1章 成功をつかむ挑戦
第2章 自分を磨く学び方
第3章 円滑なコミュニケーション
第4章 壁に当たった時の問題解決
第5章 チーム力を高める人間関係
第6章 自分の成長につなげる姿勢

はじめての論語
安岡 定子 著
講談社+α新書
P.206

論語・孔子の紹介、実生活に論語を生かす方法、仁の解釈、論語の素読効果などなど。
論語の本というよりは、論語の活用を主眼にした本です。
あまり多くの論語の文は載っていません。

<目次>
序章 『論語』は生活に活かしてこそ役に立つ
(『論語』は行動するための活学;『論語』とはなにか? ほか)

第1章 実生活に活かす『論語』の読み方
(『論語』の基本三大要素;「仁」を重んじた孔子 ほか)

第2章 孔子を知ると『論語』はさらにおもしろい
(不遇が長かった孔子の一生;世界一短い自叙伝 ほか)

第3章 21世紀版「仁」の新解釈
(時代は『論語』を求めている!;「仁」とはなにか? ほか)

第4章 『論語』の素読は、なぜ効くのか?
(『論語』は江戸時代の共通言語;素読で孔子の哲学を刷り込む ほか)

第5章 素読して覚える、状況別仕事で役立つ章句
(仕事の心構えを伝える章句;「理想の上司とは?」を考える章句 ほか)

現代語訳 論語
齋藤 孝 訳
ちくま新書
P.282

TV番組に多く出演されている 齋藤先生の書かれた論語本です。
論語 20編(学而 第一から堯曰 第二十)の現代語訳が、順番に記載されています。
注釈等はなく 元の漢文もなく... 「読む」そして理解するための本です。

<目次>
学而 第一 (がくじ)
為政 第二 (いせい)
八佾 第三 (はちいつ)
里仁 第四 (りじん)
公冶長第五 (こうやちょう)
雍也 第六 (ようや)
述而 第七 (じゅつじ)
泰伯 第八 (たいはく)
子罕 第九 (しかん)
郷党 第十 (きょうとう)
先進 第十一(せんしん)
顔淵 第十二(がんえん)
子路 第十三(しろ)
憲問 第十四(けんもん)
衛霊公第十五(えいれいこう)
季氏 第十六(きし)
陽貨 第十七(ようか)
微子 第十八(びし)
子張 第十九(しちょう)
堯曰 第二十(ぎょうえつ)

ビギナーズ・クラシックス中国の古典 論語
加地 伸行 著
角川ソフィア文庫
P.270

ビギナー(論語を知らない人)向けに丁寧な解説が書かれた本です。
論語の文512のうち、122の漢文・読み下し文・現代語訳・解説が書かれています。

第一部では、孔子の生涯を年代ごとに、当時の国の状況や弟子などについて詳しく書かれています。
第二部では、家族・友情・学問などのテーマごとに、論語の文が紹介されています。

<目次>
第1部 孔子の生涯
(孔丘少年;孔子の学校;不遇の時期;政治の乱れ;祖国の危機 ほか)

第2部 『論語』のことば
(家族;友情;学問;教養人と知識人と;弟子とともに ほか)

まんがで読破 論語
イーストプレス
P.194

とある中学校の臨時教員に牛の扮装をした教師があらわれて、生徒に論語を教える漫画です。
ストーリー仕立てで、論語を知らない人でも抵抗なく、論語に興味がもてるようになるような感じです。

論語の文512のうち、有名な25の漢文・読み下し文・漫画による解説が書かれています。
続編もでているようなので、興味がある方はぜひ。

現代人の論語
呉 智英 著
文春文庫
P.279

漫画批評などで有名な呉智英さんの書かれた本です。
論語の現代語解釈での数々の誤りと思われる箇所を、様々な文献をもとに指摘しています。
孔子、孔子の弟子、礼学などのテーマ、それぞれを「講」としてまとめ、詳細な考察が書かれています。
論語を理解する上でとても参考になります。

論語の文512のうち、50の文について漢文・読み下し文・現代語訳・解説が書かれています。
それぞれの「講」では、さらに関連する文についても言及されているので、トータルでは100前後の文について解説されています。

<目次>
変革者 孔子
文化を継承する者
目覚めた者
徳治という難問
詩と人性
文化の出発点としての詩
「淫」と恋歌
現実的な選択
節操と現実感覚
妖艶なる謁見〔ほか〕

一気に通読できる完訳「論語」
佐久 協 著
祥伝社
P.352

論語の全文(二十編、512文)が編ごとに載っている論語の本です。
第一部から第三部では、原文(漢文)・読み下し文は無く、論語二十編、512文の現代語訳が記載されています。
第四部には、原文(漢文)・読み下し文が記載されています。
内容を知りたい人は前半を、漢文などを理解したい人は後半をというスタイルです。

<目次>
第1部 孔子のことば
(学而第一、為政第二、八〓(いつ)第三、里仁第四、公冶長第五 ほか)

第2部 孔子の日常生活

第3部 弟子たちのことば
(有若、顔回、子貢、子禽、子夏 ほか)

第4部 『論語』の原文と読み下し文

論語
金谷 治 訳注
岩波文庫
P.407

論語の全文(二十編、512文)が編ごとに載っている本格的な論語の本です。
論語の原文(漢文)・読み下し文・現代語訳が書かれています。
江戸時代からの読み下し文ですので、古典としては正しいのでしょうが、現代人には理解しにくいものです。
孔子がいつどのように暮らしたかがわかる年表、論語・孔子の活躍した当時の国名入りの中国地図もついています。
<目次>
学而 第一 (がくじ)
為政 第二 (いせい)
八佾 第三 (はちいつ)
里仁 第四 (りじん)
公冶長第五 (こうやちょう)
雍也 第六 (ようや)
述而 第七 (じゅつじ)
泰伯 第八 (たいはく)
子罕 第九 (しかん)
郷党 第十 (きょうとう)
先進 第十一(せんしん)
顔淵 第十二(がんえん)
子路 第十三(しろ)
憲問 第十四(けんもん)
衛霊公第十五(えいれいこう)
季氏 第十六(きし)
陽貨 第十七(ようか)
微子 第十八(びし)
子張 第十九(しちょう)
堯曰 第二十(ぎょうえつ)




論語全文(漢文、訳)   論語の概要
学而第一 為政第二 八佾第三 里仁第四 公冶長第五   孔子と論語 論語の本と漫画
雍也第六 述而第七 泰伯第八 子罕第九 郷党第十   論語の登場人物
先進第十一 顔淵第十二 子路第十三 憲問第十四 衛霊公第十五   論語の時代背景
季氏第十六 陽貨第十七 微子第十八 子張第十九 堯曰第二十   論語の用語集